当院では、お客様の患部だけでなく、さまざまなご事情を踏まえた整体診療を行います。日常生活・お仕事・ご家庭でのお悩み、診療頻度のご相談などお気軽にお話しください。
- 患者様の立場、お気持ちに寄り添った丁寧な問診
- かかりつけの病院の診療計画を踏まえた整体診療
- 今すぐ入院・手術ができない方の痛みを和らげます
疾患別のオステオパシー施術例
腰痛の原因は様々です。脊椎の椎体のずれ、骨盤（仙骨、仙腸関節）の歪み、膜が固いためまた腰椎骨盤についている筋肉（大腰筋、大殿筋）や関連する筋膜に起因することもあります。純粋な椎間板性坐骨神経痛もありますが、臓器に起因する場合が多く見られます。
▼施術方法
写真では、機能障害を起こしている関節を動きやすい方向に動かし関節の歪みをとる施術法（インダイレクトテクニック）を用いています。骨盤調整や内臓が原因の場合は、内臓マニュピレーションを用い坐骨神経痛の緩和を図ります。筋膜が原因の場合は、筋膜リリース等を行います。
肩の痛み（五十肩）は、頸椎が関連する場合や腹部の内臓膜に引っ張られている場合、肩関節自体に問題が見られるなど原因は数多くあげられます。また、腱板断裂の疑いも考えられます。
▼施術方法
肩関節の構造の歪みには肩周囲の拘縮改善、関連骨格と筋膜に施術を行い腕神経と動脈の流れを改善します。また、放散痛は肝臓等の内臓膜に引っ張られ右肩の痛みがでやすく内臓膜を緩めます。
股関節に痛みが出る場合、変形性の場合は関節軟骨がすり減って痛みや炎症を起こします。その他関節唇損傷や臼蓋形成不全でみられます。腰椎が原因での痛みがみられることもありますので、検査が必要になります。
▼施術方法
腰部が原因かどうか、腰椎に刺激を与えて股関節の痛みの変化をみます。（マッケンジー体操）。股関節が原因の場合は、ストレッチ、寛骨臼リリースや原因と思われる筋膜を緩めてゆきます。
膝の痛みは、膝関節の構造変性、膝と関連する筋膜の問題、足部（腓骨・足根骨等）等が原因の場合があります。また、捻挫により距骨変位が改善せず膝への影響がでる場合があります。
▼施術方法
膝の痛みの原因が、膝の構造にある場合と膝から離れたところにある場合があります。原因により、膝の筋や筋膜、関節、腓骨、足根骨の調整や筋膜のアプローチを行います。
当院の施術について
当院では、お客様の身体の状態によって、お一人おひとりに合わせた「オステオパシー施術」と「マッケンジー法」による体操を加えた動作の指導を行っています。
オステオパシー施術 × マッケンジー体操
オステオパシーとは
オステオパシーは、1874 年にアメリカ人医師 A.T スティルによって作られた整体法です。人の自然治癒力を最大限に活かすことを目的とした自然医学です。
手技療法は解剖学を中心として、骨格や筋肉、内臓、血管等を正常な位置にして、正 しい動きを取れるようにすることで、自然治癒力を引き出して身体を整えていきます。
オステオパシーの哲学には 4 つの特徴があります。
第１の特徴は、
オステオパシーの哲学の中に、『構造は機能を支配する』という原則があります。 機能とは、身体の生理的働きを示します。（呼吸、血液の循環，消化、神経の働き） 構造は、身体を作っている骨格、筋肉、内臓、血管など体をつくる全ての要素です。
そのため、 構造である骨格を正常な位置にし、正しい動きが取れるように整えていきます。
第２の特徴は、
身体は一つのユニットである。
人の身体は、全体が膜でつながっている。筋膜の膜でつながっている。
この膜は主に手術や外傷などにより、問題が生じます。膜に問題が生じて、癒着や捻 じれが起こると、身体のいたるところの動きを制限します。特に過去に捻挫や打撲、交通事故や手術を経験された方にはこのような制限が非常に多くみられます。
当院では、 全身を診たうえで評価し、問題があるところの施術を行います。そのため、症状から離れたところを施術することがあります。
第３の特徴は、
血液の流れ（動脈血）が重要。
動脈血は、身体に必要な栄養素や酸素を運び、免疫をになう白血球や身体のバラン スを調整するホルモンなど、身体の機能をコントロールする物質を身体のいたるところに運びます。
血液の流れが滞ると様々な病気を引き起こす原因となります。
全身を診たうえで、 血液の流れを滞っている部位の圧迫を取り除き正常な血液の流れを取り戻すように施術していきます。
第４の特徴は、
人には自然治癒力や自己調整能力があります。
時間がたつといつの間にか傷がなおっていたり、風邪をひいたら、熱が上がって体温が上昇するのは、免疫力を向上させる身体の自然なシステムです。これら身体の内部を一定に保とうとする機能があります。 自然治癒力や自己調整する力を最大限に発揮できるように施術していきます。
これら４つの特徴に基づいて施術をすることを目的とし、患者さんの不調を改善していくよにしていくのが、オステオパシーの特徴になります。
当院では、患者さんの不調の原因を見つけ、対応して身体を整えるお手伝いをしています。
マッケンジー法とは
腰痛や首の痛み、手足の痛み等に対する検査法、施術法として国際的に高い評価を得ています。ニュージーランドの理学療法士、ロビン・マッケンジーによって、1950 年代に考案されて以来、世界中で広く活用されている健康回復のための自己管理法方法です。
マッケンジー法は、腰痛や首の痛み、手足の痛みなどで悩む人が、自身の問題を自らが主役になって解決すべきであるという哲学です。自らが主役になって自身の問題を解決する自助論として、世界中の患者や臨床家か ら信頼され活用されています。理学療法などの分野において、最も多く研究の対象とされるものの一つです。
マッケンジー法の特長の一つは、検査方法が安全でその結果の信頼性が高いとい うことがあげられます。信頼性の高い結果に基づいて、 その人に合った自己管理プランが立てられるのです。主に、姿勢指導や体操療法を中心に行っております。
当院では、国際マッケンジー協会の認定を受け習得しております。
国際マッケンジー協会日本支部より引用
